宗教消滅
最近、読んだ本。
宗教消滅 資本主義は宗教と心中する (SB新書)/SBクリエイティブ
¥864
私もお世話になったソフトバンククリエイティブさんの新書。
明治以降に立ち上がった宗教団体。
昭和以降の宗教団体。
のみならず、仏教、キリスト教、イスラム教ですら、宗教組織としての形が崩壊していってます。
この本のサブタイトル
「資本主義は宗教と心中する」
は、これからの時代を象徴する言葉のように感じます。
資本主義と、今までの宗教に共通するのは
「蒐集(しゅうしゅう)」の仕組みです。
「蒐集(しゅうしゅう)」とは、「トップに集める」こと。
資本主義はトップにエネルギーやお金が集まる仕組みであり、
宗教はトップに祈りが集まる仕組みなのです。
物質世界でも、精神世界でも、
その仕組みが崩壊していってることを示しています。
宗教が消滅するということは、
「信仰心」が失われていくということです。
今回の熊本地震のように、いつ天変地異が来るかわからず、
いつ経済が崩壊するかわからないような時代の流れの中で、
今までにない新たなカタチの「信仰心」を作っていく必要があると感じています。